昨日、庭師さんが剪定をしに来てくれた。
前回来て貰ったのは2020年12月である。
荒れ放題の庭が生まれ変わった、と言うより、本来の姿に戻していただいた。
庭師さんは剪定に来られる度、山野草を持って来てくれる。
帰り際、モワモワした植物を持って来て植えてくれた。
ヒカゲノカズラと言う名前だそうである。
大きな苔という印象を受ける。
広義ではシダ植物のグループに入るそうである。
「まあ根付く事はないと思いますが、置いてみました。」
と言っておられた。
山野草の苗の店でも見かけたことがない、とのこと。
人工的に育てるのは難しいのでしょう、と庭師さんが言っていた。
神道では、この植物を祭事に使う。
庭師さんによると、天照大神が天岩戸に籠もった時に、アメノウズメが身に纏い(又は冠のように頭に巻き付けて)舞ったと古事記に書かれているそうである。
最近庭師さんは、歌人や文人の日記を良く読まれるそうで、西行法師や紫式部の日記にもヒカゲカズラに関する記述があった、と言っておられた。
上手く家の庭に根付いてくれたらいいな。
今日は亡くなった父の誕生日である。
3月11日は龍玖と瑞麗さんのお父さんの誕生日だった。
昨日、お祝いにバンクーバーにあるレストランで、瑞麗さんがノンアルコールのカクテルを飲んでいる写真が送られて来た。
父のことばかり考えていてすっかり忘れていた。
私の誕生日にはテキストをくれているので、申し訳なく思いBelated Greetingのメッセージを送った。
今日は明日から始まるスプリングスクールの準備と、相続に関する書類作成をする予定である。
家を出ないで済むので嬉しく思っている。