lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

野菜はおいしい

2週間前、堺へ行った。

妹と地元のデパートの地下にある、蒸し野菜が売りの定食店で簡単な夕食を摂った。

とても美味しくいただいた。

最近は蒸し料理を出すお店が増えているらしい。

 

東京で瑞麗さんに

「何か食べたいものはあるか。」

と訊いた。

「野菜が食べたい。野菜料理を作って。」

と言われた。

新幹線に乗る数時間前に瑞麗さんとスーパーで待ち合わせをして、

買い物をしてから、マンションで料理をした。

エッグサラダサンドウィッチ も食べたい、と言うので、

まずそちらを作ってから2つの蒸し野菜サラダを作った。

最後に和える時間がなかったので、2つドレッシングを作ってから

マンションを出た。

京都へ戻って来て、夜寝る前に

「すごく美味しかった。」

と瑞麗さんからテキストが来たので嬉しかった。

 

今朝起きてからかぶらとニンジンを蒸して食べた。

明日は奈良に住む伯母のところへ豚の角煮を持って行く約束をしている。

夕方スーパーへ買い物へ出かけた。

小かぶが欲しかったかれど、見つけられなかったので、聖護院かぶらを購入した。

レシピをネットで探したら、聖護院かぶらを使った「かぶら蒸し」のレシピがあった。

卵白を使うレシピだったけれど、代用品を使ってveganでも作れそうだな、と思った。

vegan料理を出すレストランでたまに食事をする。

美味しいと思うけれど、結構味が濃いお店が多い。

旨味を出すのが難しいからかもしれない。

 

10年以上前、紫野和久傳の2階は菜食料理のお店だった。

料理長がカウンターに並ぶお客様の前で料理をして出していた。

アメリカから帰国して間もない頃に行き、料理に衝撃を受けた。

精進料理について詳しいわけではないけれど、それらとは違うということはわかった。

料理に真摯に向き合っておられているのがわかり、緊張しながら食べた。

 

いくつか今でも覚えている一品がいくつかある。

 

ある日、お客さんが料理について質問をした。

料理長が出している料理は典座料理という、自分には耳新しい名前だった。

メニューは、その日に見つけた食材と自分自身の体調で決まる、と言っておられたのが印象的だった。

 

私がお店に行った数ヶ月後、料理長が辞められ、2階は暫く閉まった後、蕎麦屋さんになり今にいたっている。

今回かぶら料理のことをネットで調べている時に、その典座料理のことを思い出した。

その料理長のことを探してみた。

他のお店で務められた後、東山でご自分のお店を出された。そしてその2年後急病で亡くなられた、ということだった。

 

さるお寺の住職の方が、料理長について回想されているブログを読んだ。

その方が唯一心に残る料理人が、その料理長だ、とブログの中で話しておられた。

そして、京都の水は昆布と相性が良い、とのこと。

7、8年前に食べた、今ではおだしのお店になっている店で、利尻昆布だけで出汁を取った小麦そばが今でも忘れられない。

 

母に貰った真昆布で吸い物を作ろうと思う。