lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

後祭で粽を購入する

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ギャラリーを後にして、地下鉄を乗り継いで烏丸御池駅で降りた。地上に上がり山鉾が立ち並ぶ室町通を南下していった。お目当の「鯉山」にたどり着くと、タペストリーの鑑賞と粽を買い求める人たちが長い行列を作っていた。年を重ねる毎に鯉山の粽は知名度を上げ凄い勢いで売れて行くそうである。毎年1割増しでちまきを用意するのだが、販売3日目には売り切れてしまう、との事。やっぱりご利益があるみたいである。

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無事ちまきを手に入れ、充実した気持ちになった。コンタクトレンズを入れた眼が痛くて限界だったので、トークショーは止して帰路に着いた。

この1週間のメインイベントとなった夜だった。

 

 

the engine in the water

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仕事が終わってから急いで虹さんへ向かった。

今日はトークショーが京都芸術センターであるので、その前に立ち寄る人たちのために必ず動かします、と昨日電話をした時に、Kさんがおっしゃっていた。蹴上駅から三条通を西へ向かい、虹さんへ近づくと、Kさんが表に出てられた。私が歩いて来る事に気づかれ「こっちこっち。」とお出でお出でをされたので、駆け寄り、ギャラリーへ入った。

「水中エンジン」が可動していた。

もう感動の嵐だった。満面の笑み(多分)を浮かべながら、水の中でエンジンが動く様を眺めていた。

エンジンが静かに可動している間、エンジニアの人はガソリンの量、エンジンの調子、そして温度を注意深く観察していた。主催者の人はバキュームを取り付けたマフラーから漏れ出ている排気ガスの量をチェックしていた。オリジナルの方はマフラ=がむき出しだったが、今回は掃除機用のバキュームを取り付け、さらにプレキシグラスで覆い、継ぎ目を固めてなるべくガスが出ない様にしていた。それでも漏れてしまう、とおっしゃっていた。

約7分ほどして、今日の分のガソリンが無くなりつつある、という事で、ガソリンの供給を止めます、とエンジニアの方が栓を閉じた。2、3分でエンジンが一旦早く廻った後、段々緩やかになり、そしてついにその動きを止めた。完全に静寂した後、見学者の全員で労いの拍手をした。

もったいないので、その様子をビデオに収めておいた。

その日は4回エンジンを作動させたそうである。備え付けられていたのは、小さなガソリンタンクだったが、合計1時間近く動いていたと聞いたので「意外に長く動かせるものなのですね。」と言うと「燃費が良いエンジンなんです。」と茶目っ気たっぷりに虹さんが答えておられた。

主催者の方に國府さんの「水中エンジン」を制作するにいたったエピソードを教えてもらった。なぜエンジンを水没させ、且つ動かさなければいけなかったのかという理由を漸く知ったのだった。エンジニアの方は作品のコンセプトに重要な意味を持つ、エンジンのしくみを教えてくれた。車の構造について何も知らないので、大変勉強になった。

2回ぐるぐると作品の周囲を廻った後、チェキで写真を撮らせて貰った。虹さんとエンジニアの方々にお礼を述べてからギャラリーを後にした。

23日の夜、もっと写真を載せます(いっぱい撮ってしまいました)。

 

 

京都市美術館のワークショップ

少し余裕が出てきたので、自分自身やアートの事も考えられるようになってきた。朝勤だと夕食の用意や学校の集まりにも参加出来る。仕事内容も夕勤に比べれば、精神的負担が軽い。朝勤しか入らない、と言う人は職場に数人おられる。私もそうしたいのだけど、人が足らないと言う事と、夕方の仕事も覚えた方が良いので、入れて貰っている。夕勤の方はかなり緊張するので、ものすごく疲れている。これはずっと変わらないと思うけれど、早く慣れたい。

7月29日土曜日に恩師が京都市内の美術館でワークショップをされる。先生らしい、面白い企画なので、龍玖と瑞麗さんを連れて行きたいけれど、私はあいにく仕事が入っているので行けない。凄く残念に思う。

違う作家によるワークショップが8月26日に行われる。こちらも面白うそうな企画なので、申し込もうと思っている。

どちらの企画も美術館の歴史を踏まえ、その時代を映し込んだ壁などの素材を使い、美術館の日々を描きとりたい、と言うのが私の希望である。

 

blue black ink

2日間のお休みはあっと言う間に終わりつつある。

先週末にお会いした、Aさんのお友達である銅版画家のNSさんは、大学にお勤めだそうである。元々芸術系の大学を卒業されているのだが、エッチングは6年前に始められたばかりとは思えないほど、技術が安定していて、完成度の高い作品だった。私もひとつ欲しい、薔薇をmotifにした作品があって、もしお会いする機会があれば、購入出来るかどうか訊ねてみよう、と思っている。

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NSさんの使っているインクが私も好きなblue blackだったのが印象的だった。どこかグロテスクさのあるimageとtextureがその色とぴたりと合っていた。なぜなのかよく分からないが、black and whiteをする人はwarm blackを好む。空は日が暮れて闇になっても青系なのに、どうしてそれを表現するために茶系の黒が使われるのだろう。

 

水中エンジンはまだ見れず

今日の作動はもう終わってしまったらしい。

二酸化炭素の排出状況を慎重に見ながら作動させているので、エンジンの調子は良いそうである。私は金曜日まで見に行く事は無理なので、どうかそれまで持ってください、と祈っている。

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上は「水中エンジン」の展覧会の時の写真だそうである。天井からはガソリンがエンジンへ入るように、そして出入口近くにはマフラーが取り付けられていて、エンジンが作動すると排気ガスが排出される仕組みとなっている。こんな事をさせて貰えるギャラリーなんて他になさそうな気がする。

 

 

 

 

粽はまだ買っていない

Yさんの元弟子さん推薦のちまきは、後祭に巡行する山にて販売される。22日土曜日に京都芸術センターで國府さん関連のトークショーがあるので、仕事帰りにちまきを購入して、それからそちらへ向かおう、と計画している。どうか売り切れていませんように。

今日は東京喰種re: 12巻の発売日だそうで、龍玖に買って来て欲しい、と頼まれている。着物用のハンガーを見て「東京喰種のイメージ遊びに、クインケとして使わせてくれないか。」と言われたが、土壁に穴を開けられたら嫌なので拒否した。マンガは相変わらず大変興味深く、毎月出版される単行本を楽しみにしている。様々な感情が交差する様子をよく描きわけているな、と感心しながら読んでいる。

今週の金曜日から前夫の家へ行くので、龍玖にやっぱりカナダへ行く、とか言われるかも、と少し心配している。瑞麗さんは楽な方へは決して流れないのに、彼は今が楽なら幸せな人なので、本当に困る。

だけど、やはりカナダへ行く、と決まっても、私の中ではやれる事はやったし、自分自身にはなんの権限もない事がわかっているため、ある程度踏ん切りはついている。そうなれば瑞麗さんと自分の事に集中出来る良い機会でもあるので、カナダ側の人に託し、気持ち良く送り出そうと思っている。

2人で夜更かしをする

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瑞麗さんの保護者面談に行った。瑞麗さんは本当によく頑張っている、と褒めてもらった。夏休み中、宿題が多いので子供達の助けになるように勉強会を主催するので来てください、と言われた。結構な頻度で勉強会は催されるみたいである。出来るだけ参加させる事を先生に伝えた。

龍玖のアトピー性皮膚炎が3連休で酷くなった。今日は動くのも辛そうだったので、学校を休ませた。かゆみと痛みで眠れなかった分を取り戻すかのように良く眠っていた。かかりつけの医院では抗ヒスタミン剤は使わない。以前も服用していた抗アレルギー剤と皮膚の炎症を抑える薬を処方された。瑞麗さんの方は歯科医院へ連れて行った。こちらはパリにいる間に一気に出来て酷くなった虫歯の治療のためだった。大人だったら神経を抜いて治療するところだけど、まだ発育途上なので象牙質の再生を促す処置だけした、と担当された医師の方から報告を受けた。神経を抜かずに済んだので安堵した。帰りに夕ご飯の買い物をしに高野の方へ立ち寄った。北大路橋を渡る時に水面に映る街の灯が綺麗、と瑞麗さんが言ったので写真を撮ってみたが、うまくいかなかった。

薬を貰ったので落ち着いた龍玖は、夜更かしをしている。私もつられてそうしている。今週いっぱいは4時間で授業は終わる。金曜日が終業式である。

 

 

diminished

隅に鬼灯を置いている。初めは6つ果実がついていたのに、物が落下する度に落ちてしまい、今は3つになってしまった。あの角に花を置くのが好きなのだけど、なぜか良く倒れてしまう。

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昨日は違うロケーションへ仕事へ行った。予測通りかなりの忙しさだった。普段より5倍忙しかった、と一緒に入っていた人が言っていた。それでもみなさん寛容な方ばかりで、普段は教わる事が当分ない事をついでに、と言って見せてくれた。家からも断然近いし、こちらで働ければいいのにな、と思った。

今日、明日は仕事は休みである。そんなわけで今日は後回しにしてきた用事をこなす日である。明日のメインイベントは虹さんへ水に入ったエンジンを観に行く事である。Aさんも観たい、とおっしゃっていたので彼女の都合を伺ってみるつもりである。Aさんはお子たちが夏休み中スペインのご実家に行っているため、ご主人のBさんと2人で過ごしている。中々2人でお会いする事はないので、Aさんとスケジュールが合えば良いな、と思う。

 

 

 

龍玖と宵山へ行く

 

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虹さんから帰ってきたら、瑞麗さんは学校のお友達のご家族と一緒に宵山へ向かった後だった。龍玖は甚兵衛を来て待機していた。本当はYさんとEさん、そのお友達と落ち合う約束だったのだが、私が虹さんへ行ったために遅くなってしまい、結局会えなかった。

龍玖と私は地下鉄で四条駅へ向かった。駅に着いた時にはすでに人でいっぱいだった。3連休の中日という事もあり、凄まじい混雑ぶりだった。龍玖と2人で新町通に入った。中々前に進まず、御池通に着いたのは30分後だった。今度は烏丸通をまた四条へ向けて下がっていった。人混みを嫌っていた龍玖は考えが変わったみたいで、それなりに楽しそうだった。

四条通りを西に向かい、堀川通からバスに乗って帰ることにした。長刀や月鉾、山をいくつか観ながらゆっくりと西へ歩いて行った。これはこれで楽しい宵山だった。

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説得の効果があったみたいで、龍玖は結局受験し、カナダへは来年の秋に行く事になった。おかげでかなり気持ちが軽くなった。

Admire the engine in the gallery

Aさんと一緒に観に行ってきた。

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展示されていたエンジンはもう動かない。虹さんによると、今回の展示前に催されていた小山市で行われていた展覧会で完全に壊れたそうである。2012年のオリジナル「水中エンジン」は会期最後の日の閉館1時間前に壊れたそうである。

来週から展示されるエンジンはまた新たにチューニングされた物との事。オリジナルと同様、長い間使用された軽トラックのエンジンだそうである。

また壊れる恐れがあるので、会期の早めに観に行くつもりである。

すごく楽しみにしている。

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Aさんも水中に入って動いているエンジンを観たい、という事で、スケジュールが合えば水曜日に来ましょう、という話をした。午後から虹さんに雑誌の取材が入っているので、必ずエンジンは動かしているはず、と虹さんはおっしゃっていた。オリジナルの「水中エンジン」はお客さんがギャラリーに来る度、國府さんが動かしていたそうである。それを踏襲して時間は決めずにエンジンを動かして行きたい、との主催者の意向らしいのである。

 

Aさんと銅版画を観る

銅版画をしているAさんの友人の展覧会を寺町三条にあるギャラリーへ観に行った。6年前から始められたそうだけど、技法を使いこなしておられた。かなり気に入ってしまい、ちょっと欲しくなっていた。作家さんは最終日という事で、お忙しそうだった。いつか機会があればまたお会いしたいです、と言うお話しをした。

虹さんへこれから行く、とAさんに話した。今開かれている展覧会について説明したら興味を持ち、一緒に行きたい、と言われたので、ではあちらで落ち合いましょう、と約束をして分かれた。

 

休憩

お弁当を作るのは億劫だけど、食べる時に作って良かった、といつも思う。最近は玄米を圧力鍋で炊くのが楽しい。ふっくらつやつやで美味しいし、何故かおかずも健康的な内容になるのである。

日曜日にAさんと銅版画の画廊へ行く事になった。その前に虹さんへ行こうと思っている。國府理さんの「水中エンジン」の展示が来週の火曜日から変わるので、絶対に行こうといきこんでいる。次に見るときは水中に沈んでいるらしい。エンジンが動いている時に観たい!

國 府 理 水 中 エ ン ジ ン r e d u x

虹さんに問い合わせてから行こう。

葛藤は少しだけ継続する

職場では、もう直ぐ祇園祭という事で、その関連の質問が多くなってきた。昨日フロントの業務の練習をした。早く上手く出来る様になりたいと思っている。

前夫が瑞麗さんを朝送り届けに来た時に話をした。龍玖の成績表をカナダの高校に送らなければいけないので、渡して欲しい、と言われた。「ない。」と言ったら「龍玖は貰った、と言っている。」と返ってきたので「まだ転校してきて、学期末を迎えるのは初めてだからない。後1週間後には貰ってくる。」と答えた。私は成績は違う形で把握しているのだけど、学期の節目にロンドンにもパリにも滞在する事が少なかったので、龍玖の通知表を殆ど見た事がない。前夫は関心がなかったみたいで、やっぱり見た事がない、と言っていた。

スーザンさんに前夫が龍玖をそちらへ行かせたい、と申し出た時、彼女は「それは素晴らしい。じゃあ私の娘と交換しましょう。」と言ったらしい。アメリアちゃんは反抗期の真っ最中で、毎日激しい喧嘩を繰り返していると言っていた。もっと早くその事を言って欲しかったが、もう今はどうでもいい。

「カナダに行っても、龍玖に劇的な変化がもたらされるとは到底思えないので、早いうちに高校卒業後の進路を決めて欲しい、それでないとこちらも準備出来ない。」と前夫に話した。彼も少し冷静になり、建設的に龍玖の将来を考えられるようになったみたいだった。「漢検や英検など、ちゃんと勉強させるから教材を揃えてくれ。」とか言われたが、「向こうで大学へ行くとなれば、それらの勉強に時間を費やしても無駄でしょう。」と言っている。

どうせやるなら、中途半端な事はせず、こちらでの事は全て忘れて、あちらの勉強に全力で取り組んで欲しい。