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龍玖はなかなか昼寝をしてくれなくて、午後4時にやっと眠ってくれた。最近いろいろなものに興味を示すようなり、「これなに？」「なにこれ？」と一日に何度も尋ねて来る。なんでも彼なりに理解をして真似をするので、とんでもないことをやったりする。品行方正で行かないとどこで見てるやらわからない。

今日はバレンシア通りに出来た「OZ」というお寿司やさんにブレント君、ミヤさんカップルと食事をする予定。ブレント君の場合は日本食慣れしているので、そんなことはないだろうけど、よくこちらの人と日本食レストランへ行くと、「なにか珍しくておいしいものを。」と所望される。で、期待に答えようとあせったり、緊張したりして自分がくつろいで食事を楽しめないのである。なんか大きい定食ものだと一回で済むので、はずしたら大変だけど、

ずっと思い出そうと努力していた詩人の名前をようやく思い出す。「北園克衛」である。ここに記した以上もう忘れないだろう。

ここ何ヶ月か天然ガスの値上がりのせいで、電気・ガス代がえらく上がった。寒いからガスヒーターをよくつけているしね。

夕方散歩がてらメキシコ系デリへトルティヤ、チーズ、黒豆の水煮を買いに出る。デリのお兄さんに「Quesadilla」用のチーズを欲しい、と言ったのだけど、なぜか「Quesadilla」自体を作ってくれた。いつも注文する度ちょっとした誤解を受ける。私達どっちも母国語が英語じゃないからね。帰り道食べたらとてもおいしかった。１ドル５０セントでクァカモレとサルサ付き。そこではエルサルバドルの料理である「Pupusa」も置いてある。これはとうもろこし粉で作った生地にチーズや、米、黒豆などを入れて焼いたものである。ピクルスにしたキャベツ、にんじんの千切りとともに食する。結構手間がかかるだろうに、１枚２ドルしない。２枚もあればお腹いっぱいになる。小腹がすいたときに最適。

「OZ」で夕食をいただく。いわゆるカリフォルニアスタイルのお寿司屋さんである。巻き物やまぐろカルパッチョなどを注文。それなりにおいしかった。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観た後、チェ・ゲバラについてネットで検索してみる。彼はボードレール詩集を愛読していたらしい。妙に納得。社会主義続きで、モランショの「明かしえぬ共同体」を読む。