朝６時３０分に妹の車で自宅を出た。７時の時点では渋滞は１７kmだった。途中一度も休憩せず１１時２０分に宝伝港に着いた。船が１１時にでてしまったため、休憩しようとカフェを探したが見つからなかった。車を停めさせてもらっている駐車場のおじさんに訊ねたら、知り合いのお店へ案内してくれた。
１２時３５分発の連絡船に乗り、犬島へ渡った。チケットセンターで「精錬所」と「家プロジェクト」のチケットを購入した。最初に精錬所へと向かった。
建物の中は撮影禁止だった。もし撮影が許されていても、あの雰囲気は到底私の技術とiphoneでは捉えられなかっただろう。言葉でも私にはこの感動を表現出来ない。廃墟としてだけでも充分美しいのに、あのようなアートに造りかえることが出来るんだ…。
「犬島アートプロジェクト」のホームページである。
http://www.benesse-artsite.jp/seirensho/portfolio.html
精錬所を観てから、３つの家プロジェクトを観て廻った。船着き場の方へ歩いていると、休憩所に座っているおじいさんが声をかけてくれた。「ちょっと座っていきんさい。」と言われたので、５分くらいの間座っておじいさんと話をした。「ベネッセの社長はお金を持っているから、ヘリコプターでいつも来るんだ。」と親指と人差し指で丸を作ってみせながら何度も言っていた。
島の住人はみんなで１７人だそうである。すれ違った時には挨拶をして、話しかけてくれた。
船が出発するまで、チケットセンターのカフェで冷やし飴を飲みながら海を眺めていた。３時頃から日差しが柔らかくなり、心地良い風が吹いていた。幸せな気持ちでいっぱいになりながら、帰途についた。
帰りも渋滞していたので、妹と一緒に堺へ行った。一晩中興奮していて、なかなか眠りにつく事が出来なかった…。
