lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

龍玖、バスを乗り間違える

 今日は運動会の代休だった。瑞麗さんを学校へ連れて行き、私のピアノレッスンが終わった後キッズプラザへ向かった。途中食事をしたりしていることが出来たのは2時間足らずだった。

電車を乗り継ぎ、瑞麗さんを迎えに行った。4時20分頃、バス停で並んでいたらバスが3台連なってやって来た。最初の2台は12番で私たちの乗る9番は最後列だった。バス停のサインの裏側にいた龍玖に9番は3台目だから、と声をかけた。そして私たちの乗るバスのドアが開いたので、龍玖を探したらもういなくなっていた。瑞麗さんのたまごっちに夢中になっていた龍玖は何も考えずに12番のバスに乗り込んでしまったのだった。

私と瑞麗さんは9番に乗り込み、2台の分岐点である北大路堀川まで行った。途中のバス停で降りないかとチェックしたが降りた様子はなかったので、たまごっちのせいでまだ気づいていないのかもしれない、と思い北大路堀川で降り、タクシーを拾って状況を説明し、12番のバスの停留所を全て追っていった。タクシーの中に瑞麗さんを待たせて、終点の立命館大学前で降りて営業所へ行き事情を話した。龍玖の乗ったバスは山越の車庫へ行ったというので、営業所の電話番号を貰って電話した。バスの運転手さんによると、龍玖らしき男の子が大学生風のお兄さんと一緒に金閣寺前で降りた、と教えてくれた。だけど容姿は全く覚えていないそうで、それが彼かはよく分からないということだった。

タクシーに戻り、北警察署へ連れて行ってもらった。そして捜索願を出した。それから家へ戻った。その時既に6時半を過ぎていた。外はすっかり暗くなっていたし、小雨も降り出したので泣きそうになっていた時、ドアベルが鳴った。急いでドアを開けると龍玖と大学生のお兄さんが表に立っていた。

お兄さんはすぐ立ち去ろうとしたが、ここら辺の地理が分からないそうなので、バス停まで一緒に行った。立命館大学の産業社会学部の一回生で、インターンシップの帰りだったそうだ。バスの中でいろいろな人が龍玖の周りにいたが、彼が家まで連れて行こう、と名乗り出てくれたらしい。

とっさの事であたふたしていたので、1000円だけ渡した。定期なしで何度もバスに乗ったらしく、交通費で随分かかったという話を龍玖から聞いた。

なんとか探し出してお礼をしたいと思っている。