lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

午下りに美術館へ行く

秋も深まりつつあるのかも、と思っていたら結構昼間は気温が上がっていた。

ヤンちゃんとコムゴンで落ち合った。

ヤンちゃんのお母さんのための、うなぎ茶漬けのお土産を渡した。ヤンちゃんは、私と瑞麗さんにサンフランシスコから持って来てくれたお土産をくれた。

ランチにオーダーしたバンブーフエは思っていたよりずっと美味しかった。

 

昼食後、京都文化博物館へ向かった。

館内はあまり混んでいなかった。

思いの外ミュシャの作品数が多く、それも良いものばかりだった。

彼がまだ雑誌のペン画の挿し絵を描いていた頃や、小さい広告の原画が展示されていて非常に興味深く観賞した。それらは全てミュシャ財団が所有しているのだそうである。

ミュシャ本人の写真を今回初めて見た。クリムトの様な人物像を勝手に想像していたけれど、全然違っていた。そして彼のアトリエの写真には、枯れた花が沢山置かれていて凄く素敵だった。

ヤンちゃんが学生時代、アドバイザーだった先生から卒業制作の作品への参考にする様薦められた作品が展示されていた。その話を聞いたのは初めてだったので少し驚いた。

展覧会の図録がピンク色で凄く惹かれたのだけど、購入するのは止した。

その後、甘いものを食べよう、と言うことになった。京都らしいものを、と考えて、丸久小山園 西洞院店へ行くことにした。お店に到着して10分程待った。お店の中のお客さんの半分は外国人だった。程なく席に通された。私は煎茶と抹茶ロールケーキのセット、ヤンちゃんは冷たい抹茶と和菓子のセットをオーダーした。

抹茶ロールケーキは物凄く美味しかった。煎茶も完璧だった。ヤンちゃんも味見をして「一体この抹茶クリームはどうやって作ったんだろう。」と話していた。この店舗に限り、2日前までにオーダーすれば持ち帰りが可能だそうである。自分の誕生日ケーキに日程が合えばお願いしようか、とふっと考えたのだった。

ヤンちゃんのパートナーのJさんへのお土産をそこで買い、渡して貰う様ヤンちゃんに頼んだ。その後烏丸駅に向かって歩いた。私たちがまだ学生だった頃の思い出話をした。ヤンちゃんは私がアメリカにいた頃はとてもツンデレだったけれど、つんつんしたところが無くなり穏やかになっていた。

そしてやっぱり優しかった。

ミュシャの素晴らしい作品を観て、美味しいものを食べて、ヤンちゃんに会えて、なんだかほっとしたのだった。