lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

底の方で横たわる

最終話以外の"The Good Doctor"を観終えた。最後のエピソードは悲しい事が起こる様なので、観るのを躊躇している。

ライターのMさんがお薦めのインド映画"The Lunchbox"も途中まで観た。こちらはエンデングが曖昧に描かれているらしく、視聴者の想像に任せるけれど、恐らく主人公の望んだことは起きなかった、という見解が一般的だ、と英語のレヴューに書かれていた。

今は良い結末の映画やドラマ、本しか読みたくないので、そうでは無いものを避けている。今は地の底に近い場所で横向きに横たわっている感じなのだと思う。

もう少しだけ勇気を出せる様になりたい。

 

再び新世界

 

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最近は以前より新世界へ行く機会が増えた。

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かなり重度の方向音痴だが、この界隈の地図は頭の中に入っているので迷わない。市場はもうその機能を果たしていないけれど、いつもゴミひとつ見当たらない。大事に守られている様子なので行く度に嬉しく思う。

幼少の頃は祖父が大阪寿司が好きだったせいか、お寿司と言えばバッテラや巻き寿司、いなり寿司だった。堺へ引っ越すまで江戸前寿司の存在は知らなかった。市場の中にある寿司店は、寿司を作る厨房が窓の向こうに作られた、棚に置かれている箱寿司の押し型や巻き寿司を通して外から見える様になっていた。その様な造りのお店は殆ど見かけなくなった。

龍玖と堺へ行く

龍玖に数日間時間が出来たので、今回まだ会っていなかった父に会わせようと思い電話を入れた。今晩は時間がある、と言われたので、夕食時にそちらへ行くね、と言って電話を切った。

瑞麗さんが午後1時頃学校からの帰りに立ち寄った。私の作ったお弁当を食べてから動画を観ていたらしい。龍玖と言い争いになり、そして喧嘩をして怒りながら自転車でお父さんのところへ行ってしまった。

夕方龍玖と一緒に大阪へ向かった。どうしても彼の好きなブランドの直営店へ行きたい、と言うので、立ち寄る事にした。AndroidGPSを使いながら店を探していたら、龍玖が酷い言葉を投げ掛けて来たので、そのまま私はその場に残った。それからお金が足りない、と言って戻って来たので、お金を渡したらそのまま15分位戻ってこなかった。iPhoneGPSを頼りにそのお店に行き、龍玖を探したがおらず、お店の人に聞いても分からずじまいだった。途方に暮れて南船場をうろうろしていたら、20分後に龍玖と出会したのだった。大幅に父と約束した時間に遅れたので、父にお詫びの電話を入れて堺へ向かった。

仕事を終えた妹が駅まで迎えに来てくれた。両親と妹と5人で鮨店へ入った。

 

ものすごく美味しかった。龍玖は一口喰べる毎に賞賛の言葉を口にしていた。

その後最寄りの地下鉄の駅へ連れて行って貰い帰途に着いた。思いきり振り回されたけれど、私の家族と龍玖が時間を過ごせたので嬉しかった。

The flight has cancelled

もう既に大阪に居たので、もう少し早く判断してくれれば良いのに、と思った。JR線は午後2時から本数を減らし、午後6時に運行を止める、とアナウンスで言っていた。昨日大阪へ行かなかったので、なんばへ立ち寄りたい、と言う龍玖の意向を汲み、新世界で昼食を摂ってからアメリカ村へ行く事にした。

 

ジャンジャン横丁にある串カツ屋さんで20分位列に並んだ。台風の影響で午後3時閉店となり、私たちはギリギリ入店出来る事になった。

 

お腹が空いていたので、一生懸命食べた。

食事の後、通天閣の下を潜り、新世界市場を通り抜けた。

 

私が7歳まで暮らしていた家の辺りまで行こう、と提案されたので、徒歩で向かった。通天閣から歩いて7分の場所にある。様子はすっかり変わり、マンションが沢山立ち並んでいて綺麗な街並みになっていた。

私が幼少の頃はホルモン屋が軒を連ねていた。

今も仕事をしている叔父に挨拶をしてから新今宮駅へ歩き、南海電車でなんばへ向かった。なんば駅の近くでお茶とケーキを頂いた。そしてアメリカ村へ行き、龍玖は色々買い物をしていた。

大阪駅へ戻り、コインロッカーからスーツケースを取り出した。JRは既に運行を止めていたので、阪急電車に乗り京都へ戻った。

龍玖は日曜日のフライトでカナダへ戻るそうである。私はその日は夕勤なので空港へは行けない。彼のお父さんと瑞麗さんが行く事になっている。

昼の休憩

龍玖がカナダに戻る前に、餃子を作る約束をしているので家に戻って来た。

あんまり暑いので少し休んでいる。

早めに大阪へ行って帰宅したいので、午後3時には家を出るつもりである。

社会派のベーカリーへ立ち寄った時、おじさんが「台風が明日京都を直撃するみたいですよ。」とおっしゃっていた。龍玖の飛行機は飛ぶのだろうか。

ライターのMさんに教えてもらった"The Good Doctor"というドラマに傾倒している。"House M.D."はシーズン7の途中まで観ていたが、精神的に落ちてしまうので最近は止していた。"The Good Doctor"は主人公や周囲の人たちが、どんどん変化していく様子が観ていて面白い。描き方も希望を持たせてくれるのである。リアリティーも必要だけど、希望を持たせてくれないドラマも映画も作品も好きではない。

 

te tam desidero

一旦涼しくなっていたのにまた真夏日が続く。

瑞麗さんはカナダではなく、パリに行く、と言っている。彼女のお父さんがアメリカとカナダには戻りたくないし、瑞麗さんが一番いたい場所に行こう、と考えているらしい。明日龍玖を空港まで送りに一緒に行くので、京都へ戻る道のりで瑞麗さんの今後を話そうと思っている。

昨晩母にその事を話した。めちゃくちゃに罵倒されて、この家を処分してどこかへ消えてしまいなさい、と言われた。流石に悲しい。

今朝は区役所へ所用を済ませに行き、瑞麗さんをクリニックへ連れて行く。そして龍玖を南船場アメリカ村へ連れて行く約束をしている。

暫く静かだったのに、また蝉が鳴いている。ソウルや伊勢で聞いたミンミン蝉と茅蜩の声が恋しい。

 

抹茶パフェ

終業後、四条河原町まで歩いた。所用を済ませ、龍玖に電話を入れてこちらまで出て来る様に言った。午後7時前に落ち合い、彼の好きなブランドのお店へ向かった。

私も20代の半ばにそのブランドの製品を持っていた。その事を龍玖に告げると、取って置いていて欲しかった、と言っていた。

龍玖はTシャツと小銭入れを自分のおこずかいで購入した。その後、彼のお土産の買い物に付き合った。夕食を何処かで食べよう、と言う事になり、龍玖の希望でリプトンに入った。龍玖はハンバーグステーキ、私はカレーライスを頼んだ。思った通りの味だった。そして食事の後、何かデザートを頼もう、と言って抹茶パフェを注文した。

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支払いの際、龍玖は自分が払うよ、と言ってご馳走してくれた。

カレーライスの写真を撮らなかった事を後悔した。

月末までの予定

月曜日、火曜日は日勤のシフトが入っている。

明日または明後日の仕事の後、龍玖と待ち合わせをして街へ行く約束をしている。そしていずれかの夜に、Team Labによる糺の森の光の祭を観に行く予定である。22日は午前中は瑞麗さんを病院へ連れて行く。そして龍玖を大阪へ連れていく約束をしている。23日は私は大阪で所用を済ませ、そして龍玖を空港へ送りに行く。24日は公休日である。また懲りずに家を片付ける、と言う予定にしている。

25日は午後5時から午後10時まで仕事、26日は夕勤のシフトが入っている。27日、28日は公休日、29日は日勤、30日、31日はまた公休日となっている。

これから変わる事(瑞麗さんの場合)

瑞麗さんもカナダへ移る事になりそうである。

もう彼女は日本語は勉強したくないし、出来ないと言っている。日本のシステムへ戻すのが遅すぎた、カナダでは彼女が大好きなフランス語を学び続ける事が出来るし、アメリカ文化の中で暮らせるからあちらの方が良いのだそうである。

私は日本に留まらせて無理やり日本語を勉強させる事が正しいのか、自信が無くなってしまった。瑞麗さんによると、彼女のお父さんが一緒にカナダへ戻る、と言っているとの事。

瑞麗さんは受験勉強から逃れ、生き生きと過ごしている龍玖が羨ましくて仕方がないので、理由をつけては私に絡んでくる。龍玖は瑞麗さんのカナダ行きをとても嫌がっているけれど、瑞麗さんも日本の呪縛から抜ける事が出来れば、以前の様な関係に戻るかも知れない。

ライターのMさんに、瑞麗さんがフランス人学校へ通っていた事や海外で暮らした事について「一度自分の居場所だと思える場所にいたのに、そこから急に日本へ戻されて、自分の兄はその居心地の良い場所で暮らし幸せにしているのを見て、その事を羨ましいと思うのは当然の事。」と言われた。

悲しくて仕方がないけれど、私のエゴで瑞麗さんをここに縛り付けてはいけない、と漸く思える様になって来た。

 

ubi es ?

今日は龍玖のアルバイト最終日である。

ライターのMさんをお誘いして昼食を摂りに行って来た。私が家事の残りを片してから行ったので、レストランに入って程なく龍玖は休憩を取りにに行ってしまった。紅茶付きのランチを頼んだのだが、ゆっくり食事をしていたからなのか、Mさんが既に終えていたからなのか、まだ終わる前に紅茶を持って来られたので驚いた。

龍玖の話題に登場する人たちは大体想像がついた。現場を見て、もっと若い人たちがいるお店で働いたい、と言う気持ちが良く理解出来た。

龍玖が帰って来るまで待っていたので、長居をMさんに敷いてしまった。レストランを出た後、BALに着いて来て頂いた。1階に入っている新しいお店で1番上の叔母に送るちょっとした物を購入し、送付して貰う様に手配をした。

Mさんは用事があるので、ムモクテキカフェの前でお別れをした。私は店内を1周してからまたBALへ戻り、無印良品店でスーザンさんへのお土産を購入した。タスクが少し減ったのでちょっとだけ嬉しく思う。

明日から1泊で伊勢へ行く。しまかぜに初乗車するので楽しみにしている。月曜日、火曜日はシフトが入っており、22日、23日は休みを取っている。22日は龍玖の京都滞在最終日なので、一緒にお土産を買いに行く予定である。23日は私は大阪へ午前中行かなければいけないので、お昼過ぎにどこかで待ち合わせをして、そして空港へ向かう事になると思われる。

少しだけ送り火を見る

今朝出勤したら日勤は私一人しかいなかった。一人はシフトの半分は休む人なので、彼女はいないつもりでいたので驚かなかったけれど、もう一人の人が来ていないので途方に暮れていた。

程なくして寝坊をして遅れる、と連絡があった。夜勤の人たちが2人でもう一人が来るまでフロントに立っていてくれた。

もう一人の日勤さんが来たので、残ってくれていた夜勤さんたちにお礼を言い、仕事を上がって貰った。そして上司がいつもより早く来てくれたので、2人でまわらない時はヘルプがあったので、午後12時までにメインの業務は終える事が出来たのだった。

メールやファックスでの問い合わせ、電話応対をしているうちに夕勤さんたちが来た。もう一人の日勤さんは午後1時までのシフトだったので、午後からは一人なんだ、と寂しく思っていたのだが、夕勤さんたちを見た時は安心して嬉しくなった。

緩やかな午後だったが、午後4時に夕勤さんたちが休憩に上がると、怒涛のチェックインが始まった。注文の多い気難しいお客さんが来て、リクエストを入れられたのでその対応をしていたらもう午後5時だった。いつも午後4時から5時の休憩後に疲弊している私を見るので、夕勤さんの一人が「鉄板だね。」と声をかけてくれた。

帰宅してすぐ畳の部屋へ行き眠っていた。午後7時頃瑞麗さんが「夕ご飯を食べに来たよ。」と言いながらやって来た。今晩はお好み焼きを焼いて食べる、と決めていた私は「お好み焼きだけどいいの?」と訊ねた。

3日前、玉子くらいのサイズの半額に値引きされたステーキ肉を焼いて、シーザーサラダを作って食べている時に瑞麗さんがやって来た。ステーキの一切れを食べさせたら「こんな美味しいもの私には食べさせてくれない。」と怒り始めた。ステーキはなんども家で焼いて出しているのに、何故か全く記憶になかったみたいなので驚いたのだった。

彼女ははるさめスープと私のお好み焼きの一部を夕ご飯にした。午後8時20分頃、「送り火を見に行こう。」と言われたので行く事にした。最近は私は一人で自転車で見えそうな所へ行って見ていた。今年もそうしよう、と思っていたのだけど、ちょっと外へ行くのが億劫になって来ていた。

そんなわけで、近くを自転車でウロウロしているうちに右大文字を見る事が出来たのだった。瑞麗さんをお父さんの家まで送りに行ったけれど留守だったので、またこちらへ戻って来た。そうしているうちに龍玖が帰って来た。瑞麗さんと大げんかをしてから瑞麗さんがお父さんの家へ行ってしまった。彼にも早く向こうへ行く様に、と言って、私は早く眠ってしまった。

タルタ・デ・サンティアゴ

 

RIP

今朝目を覚ましてからメールを読んでいた。

パリで使わせて頂いていた版画工房の先生の奥様の名前でBccのメールが届いていた。先生が亡くなられたと言うお知らせだった。

サービスセレモニーは20日に行われるそうである、

色々な事を思い出しながら朝の支度をしていた。とても気さくな先生で、彼を慕って来る若い人たちが常に制作をしていた。あの工房の様な場所は他に無いのに、拠り所としている沢山の作家さんたちはどうなってしまうのだろう。

と思ったが、メールを読み返してみたら、出来るだけ先生の生前の状態で維持して行きたい、と書かれていた。それを読んで安堵したのだった。

仕事中に、工房の作業机の上に置かれていた、先生の葉巻と灰皿や、とても大きな手、そして優しい笑顔を思い出し、涙が出て来て困ってしまった。

 

 

直近の予定

水曜日、木曜日はシフトが入っている。

金曜日から日曜日まで3日間休みである。土曜日、日曜日は母と龍玖、瑞麗さんと4人でしまかぜに乗って伊勢へ行く。

龍玖は23日にカナダへ戻る。京都の夏にウンザリしたらしく、来年は帰って来ないか、来ても短期間にする、と言っていた。瑞麗さんもカナダへ行きたがっている。それが正解なのか分からないので、どうすれば良いのか考え続けている。

ライターのMさんは「試験的に行かせてみれば良いのでは。」と言っておられる。それが良いのかもしれない、と少しずつ思う様になって来た。龍急に話したら「絶対嫌だ。」と拒否されてしまった。