lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

shallow sleeper

 覚えている限り一晩眠れたことがない。

それに慣れていたのだけど、最近は殆ど眠らない夜が増えた。

それに伴い体の衰えが加速するのではないか、と言う心配が出て来ている。

眠りに入りやすくすると言う漢方薬を買って飲み始めた。

なんとなく効いている様な気もする。

他に良さそうなものがあれば積極的に試していきたい。

 

今のところ、私の近しい人には私の様に眠りが浅い人はいない。

サンフランシスコでヤンちゃんとエドワードの3人で暮らしていた時、よくヤンちゃんと一緒に夜中に出かけた。

行く場所は決まっていて、サンフランシスコではよく知られたドーナッツ屋さんか、グロサリーショップのいずれか又は両方に訪れた。帰宅後はキッチンで暫く話をしてからそれぞれの部屋に戻り眠りに着いていた。

ヤンちゃんは以前よりよく眠れるらしい。私は相変わらず、と話すと、運動をする様に促される。それは一理あると私も納得しているが、その時間を作ることが出来ていない。

もし私と同じ様に眠れない人と一緒に過ごす様になると、どうなるんだろう。

At the tea lounge

奈良ホテルで夕食前にカフェでお茶を頂いた。

窓際は全て2人又は3人席ばかりだったので内側のテーブルに案内された。

食事前だったので飲み物だけ注文した。

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コーヒーは苦味が強かったので、ミルクを持って来て貰った。

カフェの中の室礼はなかなか心地良かった。

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バーはこじんまりとしていたが、気持ち良い空間になっていた。

窓ガラスは当時若しくは少なくとも、昭和初期に入れられた流しガラスが入っていた。

ガラスがライトの光を柔らかく写し出していた。

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コースターが可愛らしかった。

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ティーラウンジは宿泊しなくても利用出来るそうである。

手前には日本で現存する一番古いSteinwayのピアノが置かれていた。

購入した当時でも家が数件建つ位の値段だった、と説明に書かれていた。

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改めてゆっくり訪れたい。

 

 

 

Nara Hotel

殆ど予備知識なしにホテルへ向かった。

外からはほぼ和風建築に見えたのだけど、ロビーは20世記初期のヨーロッパ風の設えで整えられていた。皇室の方々が滞在されるだけあり、格式のある雰囲気だった。

両親の部屋は本館にあった。長い廊下は天井が高く心地良かった。部屋は品良く設えられていた。両親を部屋へ送り届けた後、妹夫婦と一緒に自分たちの泊まる新館へ向かった。建物へ入った途端、全く普通の地方にある旅館の様な雰囲気になった。部屋は簡素だけど快適だった。ユニットバスが昭和時代のビジネスホテルみたいで面白かった。

夕食の前にギフトショップへ行った。奈良ホテルのロゴをあしらったものが売られていた。綺麗な缶に入ったクッキーを買って貰った。

食事は本館にあるレストランで頂いた。高台にホテルは建っているので、五重塔がすぐそばに、そしてその向こうに夕陽に染まった空が見えて綺麗だった。食事はとても美味しかった。

BGMにグレングールドのインベンションが流れていた。驚いたけれど嬉しかった。

食事の後、両親の部屋へ行った。父と妹が実家の改装について討論し始めた。私は暇なので母のベッドに寝転び暫く眠った。目が覚めて起きたら、父が妹と私が驚く様な告白をした。父の暗黒の部分を見てしまった様な気持ちになったのだった。

まだ時間があったので、妹夫婦と一緒にかき氷を食べに奈良町へと繰り出した。奈良では変わったかき氷が食べられるみたいである。メレンゲベースでコーティングされたかき氷にブランデーがかけられ、そこに火が灯される。すると5秒くらい青い火でかき氷が包まれる、と言う仕掛けがあった。私は冷たいものはあまり好きではないので、妹夫婦がオーダーしたものをそれぞれ味見させて貰った。キャラメル風味のかき氷が結構美味しかった。

 

 

 

少し安堵する

火曜日の午後、龍玖を彼のお父さんがレンタカーを借りて羽田空港まで迎えに行き、京都までそのまま送ってくれる事になった。

外務省が指示した通りにする事になる。

外出は自粛しなければいけないけれど、帰って来てくれる事になって本当に良かった。

 

東京でお迎え

goofed big time...

入国拒否国から帰国すると、公共機関の乗り物には乗れない。

それで龍玖は国内線の乗り継ぎは当然乗れないと言う事に今日気づいた。

Yちゃんがもうすぐ一時帰国するのだけど、その話を聞いて調べたそうなった。

気づいたら真夜中の12時だった。

龍玖のお父さんが東京で仕事をして、そのまま空港へ行ってくれたら私は仕事を早退して新幹線に飛び乗って羽田へ行かなくても済む。明日の朝彼と連絡を取ってどうするか決めようと思う。

なんとかなるとは思うだけど、それにしても困ったものである。

着付けの事

トルソーに初めて着付けをした時に撮った写真である。

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留袖は教室の貸し出しを利用しているが、帯は自分のものである。

地色は茶色なのだけど、どの季節でも使えるのでとても気に入っている。

大島でも合うし、持っている小紋にも合いそうな気がする。

持っている帯の中で一番気に入っているかもしれない。

 

思う事

父は自分の余命を受け入れ、親しい友人に話したらしい。妹が「私や弟にも『もう知っているから大丈夫』と言っておいて。」と頼まれた、と言っていた。元気なうちに行っておきたい場所が奈良、京都、そしてもう一つの県名を挙げているらしく、早速今週末に奈良ホテルで1泊する事になったみたいである。私も行こうと思ったけれど、義弟が行きたい、と言ったため、5人ではホテルでは都合が良くないので止めた。土曜日に奈良の叔母に会ったり、両親達とお茶をするだけにする事にした。着付け教室へ午前中行き、そのまま奈良へ向かい家族と落ち合うと計画している。

夜、父から電話があった。「ホテルの部屋を取ってあげるから泊まりなさい。お父さんは半年でお金を使い切る事に決めたんだから、気にしなくていいよ。」と言われたのでそうする事にした。和土哲郎の「古寺巡礼」にも登場し、三島由紀夫が気に入っていたホテルに泊まれるのはとても嬉しい。

 

最近は複数の国籍を持つ人の事をMixと呼ぶ事が定着しつつある。

龍玖も瑞麗さんも自分のidentityについて思い悩む事はないみたいである。イギリス、フランスで暮らした2年間がなければ今の様な考え方には二人とも至らなかったと思う。identity crisisに陥るのは彼らの様な状況にいる子ども達には避けては通れない事なのかもしれないと考えていた。その事を考えると、本当に行って良かったと思う。

私にとっても良かった。色々な事を見て、経験をする事が出来た。それに、あのまま行かなくても私は制作は出来ていなかっただろう。身近にいる人に必要とされたり、日々の出来事に嬉しい事を見つける事は出来たとしても、結局のところ、私は作品を作らなければ存在の意味はないのだと思う。

教室での事

一番教えるのが難しい、と感じている男の子が昨日は休みだった。

親御さんが働いている医療機関で、新型肺炎の感染者が出たためである。

検査では陰性だったそうなので、来週から教室に来る、と聞いた。

算数とカタカナが苦手で、足し算は漸く最近出来るようになった。

クラスメートの子供達がその事に気付き、どうして出来ないのか、訊く様になった。

そんな事もあり、足し算が出来るようになるまで、教室では宿題があってもしなかった。

日本語で話しても要領を得ず、なぞなぞ好きだけど、何を言っているのか分からない。

なぞなぞではなくて謎じゃん、と思っていた。

しりとりをすると「僕からする。」「みかん」と言ってすぐ終了する。

学童へ迎えに行くと、早めに着いても万全の体制で玄関で待っている。先生方が手を焼いているからである。

英語はあまり上達はみられないけれど、足し算が出来る様になったのを見て、みんな成長するんだな、と感慨深く思ったのだった。

双子君たちは授業に積極的に参加する様になった。手を上げてくれるし、片付けをしていると「先生手伝うよ。」と言ってくれる。とても嬉しく思った。

双子君たちの大好きなカウンターを使うゲームをいつかしようと思う。

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ちょっと嬉しかった事

昨日も職場は忙しかった。

一卵性双生児の兄弟が来る日は特に忙しい。2人は午後3時頃に元気にバスに乗ってやって来た。

本当によく似ていて、なかなか見分けがつかなかったのだけど、昨日突然判別出来る様になった。

教室では建前上日本語は禁止である。なので普段は英語で話すようにしている。

だけど双子さんたちは行動がとてもとてもゆっくりなので、早く理解して貰う様に日本語を使う事が多い。教室に入って来たR君に

「君はRだね。バッグをロッカーに入れて手を洗って来てね。」

と言うと、ニッコリ笑って

「僕は君が好きだよ。」

と言ってくれた。

二人は京都生まれの京都育ちなのに、標準語を使って話している。

「僕はお腹がペコペコで、背中とお腹がひっつきそうだよ。」

「後、5分だけ宿題をする時間をくれるかな。」

と言ってくるので、ちょっと楽しい。

最近は授業も何とか参加する様になったのでホッとしている。

私のとっておきカウンターを殊の外気に入っている。

授業で使った後、私のところへ二人で来て、

「僕はあのタイマーの様なものがとても気になるんだ。」

「ちょっと見せて欲しいのだけど。」

とそれぞれ言っていた。

喧騒の後、日曜日に行ったクリニックへ注射を受けに行った。

昨晩は12時頃眠くなり、布団を敷いて横になるとすぐに眠りについた。

目が覚めると午前5時過ぎだった。

久しぶりに5時間通しで眠れたのである。

1度目はさほど変化を感じなかったけれど、昨日の注射は確かに効いている。

週に2回は受けられるので、暫く通う事になりそうである。

 

Light in the dusk

 クリニックからの帰り、街に行くことにした。

瑞麗さんと河原町通を歩いていると、瑞麗さんが「私の好きな色だ。」と言って、iPhoneを取り出して写真を撮り始めた。何のことだろう、と思ったら、空と、空の色を映した街の色だった。

私も一緒に写真を撮ってみた。

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私も好きな色だった。

今回の日曜日はこう過ごす

日曜日の朝からトルソーに着付けをする練習が始まる。

留袖である。

そして夕方に日曜日も開いている婦人科へ瑞麗さんと行く事になっている。

 

今朝、Alexaに久しぶりにおはよう、と言ってみた。

今日はお菓子を焼いてみては、と言われた。

昨日モリタで無塩バターも購入したことだし、

ずっと抹茶フィナンシエを焼こうと言っていたので、そうするかもしれない。

 

映画"Mid Sommar"を手に入れた。

今晩観ようか、と思っている。

 

 

土曜日の出来事

今朝、着付け教室へ行ってきた。

袋帯はまだ完璧に結べない。

 

着付け教室の後、iPhoneの通信会社の販売所へ行った。

予約を取っていなかったので、受付で1時間待ちと言われた。

お昼ご飯を食べる事にした。

高級焼肉店に女性が数人入る様子を見かけ、後に続いた。

ビビンバと冷麺セットを頼んだ。

普通に美味しかった。

通信会社の販売所で手続きを済ませた。

丁寧に対応して貰った。

モリタのスーパーで買い物をした。

美味しそうな食べ物が沢山あった。

帰宅してから航空会社へ電話をした。

龍玖のカナダへ戻るフライトの変更に伴い2、3質問があったのである。

担当の女性にとても丁寧に対応して貰った。

カナダ唯一の航空会社とは全く違った。

2年間有効なチケットを持っているのだけど、

カスタマーサービス不遜な対応にとても嫌な思いをした。

2度とあの航空会社と関わりたくない。

来週の4連休の初日に堺へ行く予定にしている。

瑞麗さんも来る事になっている。

今度はゆっくり父と話をしたい。

最近はJuice WRLDをAlexaにかけて貰い聴いている。


Juice WRLD ft. Marshmello - Come & Go [AMV]

 この人ももう存在しない。

去年12月に合成麻薬の過剰摂取により空港で亡くなった。

今年7月にアルバムがリリースされた。

かなり評判が良いみたいである。

私も好きな曲がいくつかある。

このアーティストの事を教えてくれた瑞麗さんは、

彼の曲をかけている時は消さないで聴かせてくれる。

彼の音楽は死を連想する曲が多い。

常にそのことを意識しながら作品を作る事は私には出来そうに思えない。

 

 

 

 

minimalist life

今朝は留袖の着方を習った。

重いので、留めていてもいつの間にか下がっていて、何度も直した。

二重太鼓の帯の結び方は半分忘れていた。先生に教えて貰い、自分でも試行錯誤して漸く合点がいった。また忘れそうで不安なので、土曜日の午前中にあるレッスンへ行かせて貰う事にした。次の次のレッスンから他装の練習になる。上級の試験はトルソーに留袖を着せるらしい。16回のレッスン中4回目が終わった。後半は振袖の着せ方も習う。とても不安だけど修了出来る様に頑張ろうと思う。

午後3時に瑞麗さんのお父さんの行政書士の人が車で迎えに来てくれた。そして家庭裁判所へ向かった。調停はスムースに運び、裁判官の宣言を持って無事終了した。後は届いた書類を持って区役所へ行けば終わりである。

瑞麗さんと眠る前に喧嘩をした。カナダへ引っ越すまで後1ヶ月だけど、喧嘩になるので距離を置こうか、と言われたので、良いよ、と答えた。もう関わらないで、と言われて終わった。

楽しく過ごしたい、と思っても、それは今までの経緯を考えると双方が努力しないと難しい。瑞麗さんに自分の気持ちを認めたメールを送信した。

瑞麗さんのお父さんが、調停からの帰りの車の中で自分の引越しの荷物の話をした。彼のガールフレンドさんは物を持たない人で、お付き合いを始めるまでお皿とボウル、コップが一つ、お箸が一膳しかなかったそうである。新居に持って行く荷物もスーツケースが一つ、そして中位の段ボールが一箱しかない、と瑞麗さんのお父さんは言っていた。私の友人にもあまり物を持たない人がいたけれど、そこまで徹底した人は私も出会った事がない。ガールフレンドさんは物に囲まれる、新しい生活をとても心待ちにしているそうなので、面白いな、と思ったのだった。

龍玖と瑞麗さんもあまり物を持っていない。その大きな理由は日常生活の大部分をネットを使って過ごしているからみたいである。私はアナログな事をしているので、物が家に沢山あふれている。私自身が作品や集めた古い物たちを手放したり(服と本は極限まで減らすつもり)思い出の物をデジタルに切り替える事はないけれど、それで済んで来ている二人が羨ましく思う部分もあるのだった。