ニューヨークタイムズの電子版をたまに読んでいる。といってもアート欄以外はあんまり読まない。
Richard Serraの新作がグッゲンハイム美術館のビルバオ分館にお目見えしたらしい。
http://www.nytimes.com/2005/06/07/arts/design/07serr.html?th&emc=th
すごくかっこいい。彼の作品はやはり生で見て体現しないといけないと思う。ニューヨークのギャラリーとかだと彼のでかい作品が普通に画廊いっぱいに置いてあり、べらぼうな値段をつけて売っていたりするけれど、サンフランシスコじゃあ小粒なものをちょこちょこ見られる程度だ。大きな地震プレートにのっかっているこの街では無理か。彼の作品はその作品の形と重みで立っていて、へたな糊付などしていないのが特徴だが、実際彼のアシスタントが事故で鉄板の下敷きになり亡くなったことがある。マンハッタンは地震がないんだ、と気付いて一人で納得していた。もちろんそれだけが理由じゃないだろうけど。私は自分の力で動かせないものはやらないので、エッチングで精いっぱいである。
はやく気分が良くなって欲しい。スタジオに行きたい。