アサヒドットコムを読んでいたら、島田雅彦のコラムで中原昌也への書簡というのがあった。ノイズをよく聴いていた時も「暴力温泉芸者」はあまり聴いていなかったが、彼のエッセイが好きで読んでいた。ファスビンダーの映画にハマったのも彼が傾倒している、というのをQuick Japanの彼の特集で読んでからである。
思い出してみたらノイズを聴き始めたのが友人のグレッグ氏との出会いが大きかった。彼とは少年ナイフのサンフランシスコライブで知り合った。おもにノイズ系バンドのコンサートによく行った。彼は日本へ移住してから、こちらに戻る度におもしろい日本の雑誌をお土産に持ってきてくれていて、その一つに「Quick Japan」中原昌也特集の６号があったのである。その後他の号もくれたりして（本人は日本語の読み書きは出来ない。ペラペラなのに）暫く愛読していた。
ファスビンダーのキーワードでどなたかの日記を読んでみたらなんと、ファスビンダーのDVD集が出るとの話。日本でだろうか。英語字幕機能がついていたら是非手に入れたい。彼は３０代後半で亡くなったのに多作だったから、どんな作品が入るのか楽しみだ。サンフランシスコやベイエリアでは思い出したように彼の映画特集を組んで放映したりするが、なかなか映画館へは行けない。それに彼の映画はテレビの画面で観ても良いような気がする。
