龍玖は今日は少し疲れ気味だったらしい。先生が時々ぼんやりしていることがあった、とおっしゃっていた。だけど私が龍玖を迎えに先生のお家へ伺った時には走り回って遊んでいた。4歳の男の子が１時間集中するのは大変だろうと思うが、良くやっていると思う。音楽が基本的に好きなのだろう。なるべく聴かせるようにして欲しいと言われている、毎月先生が作る選曲集のCDがある。古い車にはカセットテーププレイヤーしかなかったので聴けなかったが、今の車になってからは毎朝学校へ行くまでの道のりで聴かせることが出来るようになった。家に帰ってきてからもたまにCDの中の歌を口ずさんでいる。レッスンでは楽譜の勉強もしていて、ドレミは読めるようになったようだ。疲れていてもピアノを触る時間には集中してやっていたらしい。早くキーボードを買ってやりたいと思う。
帰るまでしばらく音楽レッスンの後にクラフトを教えているお母様と先生と３人で雑談をした。先生は以前に少し通ったプレイグループのリーダーだった人なのだが、そのお母様もそのプレイグループに参加していたので、結構前からの知り合いである。彼女にはもうすぐ4歳になるはなちゃんという女の子がいるが、その子がとても色っぽいのである。プレイグループにいた頃から同じ年齢の子より大人びていたが、相変わらずなのでおかしかった。彼女のエピソードをいろいろ聴かせてもらい、女の子の扱いは難しいということをしみじみ感じた。女の子と男の子の違いが顕著に現れてきたのを最近目の当たりにすることが多々ある。女の子の方が半年は先を行っているようだ。瑞麗さんもとても気が強そうだが、彼女はさてはなちゃんのようになるのか、それともアメリア嬢のようになるのだろうか。
