lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

京田辺へ行く

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マウジーさんにはレストランや割烹料理店を経営者のお客さんが沢山いる。その中のお一人が京田辺でフランス料理の店を経営されている。マウジーさんの古くからの友人であるSさんご夫妻とY子さんが行くことになり、もう2人車に乗れるから、という事で、K子さんと私を誘ってくださった。

瑞麗さんと例の方は、瑞麗さんのお友達3家族とともに高雄へピクニックへ出かけた。私も行くつもりだったけれど、2ヶ月前から夜の食事会の約束をしていたし、間に合わなければ困るので、お弁当とお茶を詰めて午前10時過ぎに2人を送り出し、自分は残った。

道がかなり混んでいて、京田辺のお店まで1時間強かかった。車を降りると、湿った土と草のにおいがした。店には10人分の席しかなく、こじんまりとしていたが、大きな窓があるので閉塞感は全く無かった。フランス料理店には珍しくノンアルコールドリンクが充実していた。私は李ベースのシャンパン風フルーツのドリンクを頼んだ。ものすごく美味しかった。

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料理は一つ一つ凝っていて、でも味のメリハリが効いていた。ジビエが充実していて、私は牛肉を頼んだけれど、一口分けて貰った夏ジカがとても美味しかった。場所柄のせいかお値段もすごくお手ごろで、車があれば何度でも行きたくなるお店だった。

大徳寺納豆と同じ製造方法で作られる一休寺納豆は京田辺でも作られている。オーナーさんのご友人が一般ルートでは販売しないが製造を続けているそうである。それを料理のアクセントに使っておられた。

Sさんご夫妻とゆっくりお話しするのは初めてだった。いつものようにY子さんが話し続けるところに、Sさん(主)が絶妙なつっこみを入れるのが面白く、ずっと笑いをこらえるのに必死だった。Sさん(主)は毎週金曜日に出る雑誌を1週間かけて読み込んでおられる。今週号の特集について語っておられる時がとりわけ面白かった。

K子さんもSさんご夫妻も、ドイツとオーストリアに親族の方が住んでおられるので、よく訪れるそうである。そんなわけで会話はその2つの国のことがよく中心になる。Y子さんは本当に弾丸のように話をされるので、普段私にはつっこみを入れる余地はない。たまにフランスの事が話題に出ると、少しスローダウンされるのでちょっと話に入っていく。すると「あらいつもドイツ愛しか語らないけれど、あなたはフランスも好きなのかしら。」と言われる。「私はただ話す機会がないだけで、フランスも大好きです。」と答える、というのを何回か繰り返している。

後はドイツ文学や日本文学、天皇制について語りあった。色々なところに話題が飛んで、とても楽しい食事会だった。