lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

休暇11日目

近所の呉服卸店と帯の洗いの工場のどちらも営業を続けている。商店街では半分以上の店が営業時間を短縮しながら店を開けている。

海外のニュースを読んでいたら、昔働いていたデパートが、今日にでも11条の破産宣告の申し立てをする、と言う記事を見つけた。現在はどの店舗も一時休業しているみたいだけれど、そのまま営業再開する事は無いのかもしれない。好きだった空間や、クリスマスツリーの点灯の日、セールの初日の喧騒の時などを思い出し、少し寂しくなった。

日が落ちてから自転車で生協へ行く事が多くなった。この数年で民泊に替わった家屋に不動産会社のサインが付いているのを見かけている。知り合いが町家を購入したい、と探していて、時折この家はどうだろう、とポスティングを送って来るのだけど、そこにも民泊仕様に改修された物件がよく掲載されている。

近所に住むアーティストのKさんに生協からの帰りに道で会った。Kさんはアメリネバダ州にある有名ホテルで開催されていた、3ヶ月のアートレジデントに参加していたのだけど、滞在2週間で切り上げて3月初めに帰国した。2月終わりにはギャンブルを楽しむ観光客、そしてコンベンションで1年中賑わっている街がゴーストタウンとなり雰囲気が異様で怖かったそうである。2つの大学で教えているけれど、学校は閉鎖されているのでネット授業が行われている。前例がない為どう実技を教えればいいのか悩ましい、と言っておられた。

KさんもピアニストのYさんも、決まっていた展覧会やリサイタルが全てキャンセルになった。龍玖によると、カナダでは実際に学校へ登校するのは、9月に新学年が始まってからだそうである。瑞麗さんは2ヶ月半も登校していない。カナダへ行く8月まであと3ヶ月しかないので、少しでも学校へ通えるように状況が早く良くなって欲しいと思う。