双子君たちは今月いっぱいで止める事になった。
同僚がこの子は要らない、となると、掌を返すかの様に冷たくあしらう。
子供達は自分の居場所はここにないと思う様になる。
それが幾人かの子供達に起こっている。
2ヶ月前に入った女の子の英語の個人授業を、毎週月曜日の午後6時半から1時間弱する様になった。オフィシャルではないので確約してはいないのだけど、書くこととPhonicsを取り入れながら読むことを教えている。普段の授業中はただ座っているだけなのだけど、2人になると、熱心に取り組んでくれる。最初のフォニックスの本がスラスラと読めるようになった時は本当に喜んでいた。その子は阪急電車に乗って通って来ている。新しく出来る教室の方が断然近いのでそちらに移ることになるため、同僚もそれを黙認し何も言わない。
新しい教室が出来るまで後3ヶ月あるので、その間に4月から来ている子供達に少しでも追いつける様にしたい。
特に気にかけている3人の子供達も同僚に煙たがられている。女の子の2人はとても気が強いので我が道を行っている。男の子の方は後3ヶ月持ってくれたら、なんとか軌道に乗らせてあげられると考えている。
将来のために上手く動くべき時、動かない時を見極めて行動している。
少しずつ自分も成長していると思いたい。