木曜日は有給休暇が取れた。
半休になったらごめんね、と上司に言われていたけれど、全日取らせてくれた。
午前に整形外科へ行った。
来週の土曜日の夕方にリハビリテーションの予約入れて貰った。
足底筋膜炎は整体院に半年通って治したことがある。
今回はそんな時間はないので、リハビリの仕方を教わって家でしようと考えている。
Yちゃんとお茶をしよう、と言う話を昨晩していた。
暑さから来る気怠さや、都会の雑踏を忘れられる場所がないか、と訊かれた。
そこで、数年間行きたいと思い続けていたお店にお誘いすることにした。
Yちゃんが自転車で家にやって来た。
Instagramで開店していることを確認してから、徒歩でお店へ向かった。
そのお店のアカウントに載せられている、写真を遡ってお店の外観をクリップしておいた。
難なくたどり着き、恐る恐る引き戸を引いたら開いた。
お客さんは誰もいなかった。
大きなテーブルが置かれている座敷とテーブルのどちらでも、と言われた。
そのテーブルを気に入ったYちゃんが選び、靴を脱いで座敷へ上がった。
ほどなく店主の方が、お水とメニューを運んでこらえた。
円形のプラ板には小さなピンクの文字が並んでいた。
紙の方はドリンク、プラ板はおやつのメニューだった。
Yちゃんは西瓜のあんみつとコーヒー、
私はダージリンセカンドフラッシュティーと白桃のパンナコッタを頼んだ。
カップに並々と注がれた飲み物が先に運ばれてきた。
完璧に淹れられた紅茶だった。
10分後、Yちゃんのあんみつ、そして私のパンナコッタが運ばれて来た。
衝撃的な美味しさだった。
アイスクリームから全て手作りであると聞いていた。
一番上にアイスクリームが乗っていた。
口に含むとバニラビーンズの味が広がった。
次に白桃を食べた。
とても甘かった。
次によく分からないクリームをスプーンで掬って口へ運んだ。
MARIAGE FRÈRESのÉROSのお茶の様な香りが微かにした、美味しいクリームだった。
そしてその下に漸くパンナコッタが出て来たのだった。
あんまりおやつが美味しかったので、焼き菓子盛り合わせを追加で注文した。
小さいお皿に5種類の焼き菓子が載せられていた。
どれもとても美味しかった。
この店の前はそれなりに車が通る道なのだけど、私たちがいた部屋は少し奥まっていて、世間から隔絶された様な印象を受けた。
2時間近くお店に滞在した。
写真は常連さんでないと撮れない、とInstagramで述べておられた。
情報サイトに載らない様に、と言うのがメインの理由なのかわからないけれど、
お店の名前はないそうである。
お店が開いている時になかなか行けないので、常連にはなれないだろう。
でも是非また来たい。