先週の日曜日にさくら珈琲店へ母と妹夫婦と朝食を食べに行った。
食事の後、妹宅へ戻り身支度をしていた時、メールが来た。
airbnbにお客さんとして来てくれたことのある、Bさんだった。
お母さんと一緒に京都に来ていて、明日月曜日に中国へ戻るのだけど、今晩は時間はあるか、と言う内容だった。
COVID-19の前にも会えないか、と訊いてくれていたのに、誰かに会うのが辛くて返信しなかった。今回もとにかく一度だけ訊いてみよう、と思ってメールを送った、と言っていた。
お母さんは口にするものが限られていたので、あっさりとしたラーメン店に行くことにした。
透明なスープに柔らかい鶏のスライスが乗っているラーメンだった。
お母さんは美味しい、と言って食べておられたのでほっとした。
Bさんは日本に来る前はオランダへ行っていた。彼女は数年前からハプシコードを習っていて、自分のために楽器を購入しようと中国で探したのだが、良いものに廻り合わなかった。
オランダにある工房へ行き、そこに滞在しながらエッセイを書き、ハプシコードの制作をお願いしてきたとのことだった。
楽器が完成するのは18ヶ月後だそうである。
食事の後は星乃珈琲店へ入った。お母さんはお湯しか口にしないので、お店の人に頼んだら快く持ってきてくれた。私たちは紅茶を頼んだ。
そこで色々な話をした。お母さんはスマートフォンで色々検索していた。
お店の閉店時間になったので外へ出た。
またの再会を約束して別れた。
とても穏やかな気持ちになりながら帰途についた。