久しぶりにピッツアを食べた。ディープディッシュと言われる深さ５センチほどのクラストのピッツァである。おいしいと思われるところが市内に２つあり、そのひとつである「プロキシ」というレストランへ行った。もうひとつの「リトルスター」はディープなコーンクラスト生地でめちゃくちゃおいしいのだが、店の雰囲気が家族連れにはあまりにもそぐわないのである。店の内装がコンクリート打ちっぱなしで、窓は刷りグラスで中は見えず、看板もないので何の店か知らないと分からない。男前のバーテンダーさんがいるバーがあり、入れ墨入りのおねーさんがピッツアを運んでくれるのだ。プロキシの方はトレンディな雰囲気の店ではあるが、窓が大きくて店内は明るく入りやすい雰囲気で、店員さんたちは家族連れにも親切にしてくれる。ヒップだけど家族連れにもやさしいお店は貴重である。
今日食べたピッツアも文句なしにおいしかった。瑞麗さんに持って来た食べ物を食べさせていたのだが、ピッツアがテーブルに運ばれてくると、即刻食べるのを拒否した。とにかくピッツアによりかかろうとするのを抑えるのに必死だった。ピッツアの耳を渡すと嬉しそうに齧っていた。彼女はいつも周りに注意を払っており、どんな食べ物も見逃さないのである。龍玖は持って来たお絵描き帳に夢中で絵を描いていた。2人とも行儀良くしていてくれたのでほっとした。
