lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

百舌鳥・古市古墳群

百舌鳥・古市古墳群世界遺産へ登録されることになったらしい。

堺は何かと歴史の中心になった時期があるのに、焼夷弾で焼き尽くされた為、殆ど見るべき建造物が残っていない。美味しい食べ物も沢山あるけれど、知る人ぞ知る、となっている。

今はただの丘にしか見えないので、見せ場が出来れば良いな、と思っている。

久しぶりに穴子のお寿司が食べたくなってきた。

 

昨日のミーティングで、Eちゃんのお父さまが転勤になり、家族で7月末に中国へ行くことになった、と教室長が言っていた。Eちゃんがいなくなってしまう、と知り、昨日は落ち込んだ。その前に瑞麗さんと激しい攻防があり、かなり落ちていたところに、龍玖から母の日メッセージが来た。そして少しだけFaceTime Audioで話をした。その様子を同僚が聞いていて、「初めは恋人と話しているのかと思った。」と言われた。

甘えたりはしていないはずだけど、かなり気持ちが弱っていたのが声に出ていたみたいだった、緊張の糸が切れてしまい、ふっと涙が出てきて、そのまま泣いてしまった。

その後はスッキリして仕事に戻った。帰宅後、今度は瑞麗さんと長い間話し合った。じっくり話したのは久しぶりだった。ここに詳細を書き記すのは瑞麗さんに怒られてしまうので止しておこう。

今の職場に来て、子ども達と接する事で、今までと違った意味で考えることが増えた。どこへ行っても、何も言わなくても相手は気持ちを分かってくれている、と思って安心してはいけない、ちゃんと言葉でも表現しよう、と心がける様になったと思う。

それでもやっぱり人と関わるのはちょっと怖い。

蒼色の頃

休みになると草引きをする様になった。

苔を綺麗に育てたいからである。

この季節は急激に苔が土の表面を覆って行く。

そして毎年その様子は変わる。

妙喜庵から葉書の往信が届いた。待庵、そして書院の修繕のため拝観は6月中旬まで行われない、との事だった。

一緒に出した西芳寺の拝観申し込みは予約が取れた。朝の10時からだそうである。外国人の拝観者が多いせいか、最近は写経は行われず、読経を聞いてから拝観するらしい。

 

梅雨時は気温と湿度が上がるので、憂鬱になりがちだけど、苔の色が濃くなって行くのを観る愉しみがあるのが嬉しい。

Pierrot lunaireを聴く

昨日、Yさんのアンサンブルのコンサートを聴きに行った。

Goethe Institutへ行くのは久しぶりだった。

開演10分前に到着した時には、会場はほぼ満席となっていた。

シェーンベルクを聴きに来られた人が思いの外多く来られた、とYさんが言っておられた。

演出として、各章ごとに月の画像と共に歌詞が投影されていた。日本語で歌詞を読んだのは初めてだった。オペラの様に歌詞を読みながら聴く事が出来て良かった。上演前のトークで、シェーンベルクは7の数字に拘っていた作家で、「月に憑かれたピエロ」は3部構成であり、7の倍数である21章で成り立っていて、5人の演奏者とソプラノ、そして指揮者の7名で演奏される事になっている(今回のコンサートでは指揮者はいないので6人だが)と話しておられた。

ソプラノの女性の歌っておられる時の表情が好きなのだが、今回も曲ととても良く合っていた、と思った。

コンサートが終わり外へ出ると日が随分傾いていた。余韻に浸りながら、自転車で鴨川を上がり帰途に着いた。

 

 

 

じゃがいもさん達は慣れて来る

昨日の朝、整形外科へ行った。

骨に異常はなく、詳しくは分からないけれど、広背筋の何処かを傷めたみたいである。

今朝しゃっくりが出てしまいちょっと痛かった。

 

金曜日は小学生の部では一番人数が多い日なので、大人数ですると楽しいゲームを考えていた。科学の時間に行わなければいけないタスクが多過ぎて、アタフタとしてしまい、ゲームの時間が吹っ飛んでしまった。わたし達は教える様指示されたポイントは必ず遂行しなければいけない。どうしてあんなに授業内容がinconsistantなんだろう。面白いトピックなので、もう少し違うやり方ですれば子供達も喜ぶし、勉強にもなるのに、と思う時がある。来週は肺の仕組みである。この週はnativeの先生が担当する事になっている。再来週の脳を粘土で作る授業は私が担当する。

 

もう一人のnativeの先生は7月から来る事になりそうである。二人目の先生はアメリカ人である。本来の意味でのnativeの先生なので早く来て欲しい。

 

子ども達は段々慣れてリラックスしているのか、本来の性格が出て面白い。ゲームの時間に私が描くモンスターの「的」が好評で、毎回テーマを変えて描いている。金曜日は指毛+出べそを描いた。前にタコのモンスターを描いた時はお茶目なEちゃんが、張り切り過ぎて、的から大幅に外れた場所へボールを投げていた。数度目に挑戦した時、タコの絵が描かれた、白板の上に貼られているphonics cardの「O」に当たった。「上のタコじゃないよ、下のタコにボールを当てるんだよ。」と言ったらEちゃんを含め、全員で大笑いしていた。Eちゃんはストレートのサラサラ髪の持ち主で、ピアノとバレエを習っている、典型的美少女である。そしてかなり不器用で不思議なユーモアがある。彼女とボケとツッコミが出来るのがとても楽しい。

月曜日は1週間で2番目に楽しい日である。そして木曜日は最悪である。

 

点を描く

今週はまた色々あった。

今日は1週間で1番楽しみにしている金曜日である。

小学生部が6人に増えた。そして夕方に1時間体験入学の男の子が来る。

子どもが増えると楽しいゲームが出来るので、今朝早く起きて計画を立てた。

昨日は疲れ過ぎて、夕ご飯を食べてからエプロンをしたまま眠っていた。

お弁当箱を出していなかった瑞麗さんが、夜中にこっそりお弁当箱を出してシンクに放っておいてあった。

今日は幼稚園部と小学生部でリードで入っている。小学生部では化学の時間があり、内臓の仕組みを極々簡単に教える。色々準備が大変だけど楽しみにしている。

 

瑞麗さんとまともに2日間話していない。今回は折れるつもりはないのでこのまま暫く静かな日々が続くと思われる。

 

先週末から左脇下に痛みがある。同僚に話をして出勤時間を遅らせてもらい、今朝病院へ行く事になった。咳をしたり笑ったりすると痛い。早く治って欲しい。

 

明日はピアニストのYさんの所属するアンサンブルのコンサートがある。シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」が、それもYさんの演奏で聴けるのである。とても楽しみにしている。

 

慢性的に疲れている。明日は自分の為に過ごす、と決めている。

 

待庵への拝観希望の返信はまだ来ない。ホームページに1ヶ月前までに申し込む様に、と書かれているのだけど、ハガキを出すのが少し遅くなった。

堺市にある「さかい待庵」は見学が出来ない程混むことはあまりないし、中に入る事が出来るので個人的にお勧めである。

 

合間に小さな点と丸を描写している。

今週末に腐蝕する予定である。

Listening to "Disintegration"


Disintegration--The Cure (with lyrics)

久しぶりに聴きたくなり、YouTubeでFull Albumを見つけた。

4日前がリリース30年記念日だったそうである。このアルバムに対する想いが溢れたコメントが書かれていた。学生の頃このアルバムを繰り返し聴いていた。同時期に聴いていた音楽はクラシック以外はほぼ聴く事は無くなった。このアルバムも聴く事はあまりないだろう。

思い出に浸るのはあまり好きではないけれど、たまにこういう事があってもいいかもしれない。

 

polus per polus

やはり雨が降り始めた。

断続的に描画して腐蝕しては削り取る作業を繰り返している版がある。

ハードグラウンドを塗った上に描画をしている。

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イメージは頭の中に出来ている。

家事の合間に描画しているので、ゆっくりとした速度で線が延びていく。

普段は複数の版を重ねる事で深みを出している。

今回は単版で版全体に腐蝕をして、イメージを重ねる事によって深みを作る試みである。

 10日の間に結構色々な事をした(昼寝の時間も何回かあった)。

家族に会ったり、ほんの少し同僚とプロモーションをしたり、Yちゃんと鞍馬温泉へ行ったり、ちょっぴり家の片付けを終えたり、庭の草引きをしたり、そして本を読んだり、考えたりして過ごした。

 

5月と6月は、同僚が火木にご親族を病院へ連れて行かなかればいけないそうなので、私は火木は11−20シフトになった。その代わり月水金は10−19シフトとなる。彼女は娘さんの学校のスケジュールがまだ不規則なため、昼間に2時間休憩を取って教室に戻ったりしている。教室長がスケジュールを組む様な事は出来ないため、スタッフがやっているのだけど、同僚が自分から率先して作っている。私も出来る様になっていた方が良いので、今週のいつかさせて貰うつもりでいる、

 

明日から日常へ戻る。

 

そうなるとは思っていたけれど、やっぱり会いたい人には会えなかった。

 

待庵へ行けたらいいな。

 

 

 

ゴールデンウィーク最終日

15分程前に稲光があった。

私はシャワーしていたので見れなかったのだけど、2階の自分の部屋で勉強(多分)していた瑞麗さんが凄く綺麗だった、と興奮しながら教えてくれた。

 

昼過ぎに瑞麗さんが昨日約束していた事を守らないので、落胆して龍玖にテキストで話した。瑞麗さんはそれに対して猛烈に抗議してきた。嘘は全然言っていないけれど、彼女からの言い分は随分違っているからである。

龍玖があなたの事をどう思っていても気にしないのしょう、と訊ねた。返って来た答えは意外だった。嫌われるのが嫌だから、らしい。愛憎交々である2人の関係は変化しているみたいだった。

瑞麗さんが龍玖とチャットをしてから、瑞麗さんは穏やかになった。いつも面倒な事には関わらなかったのに、瑞麗さんの気持ちに寄り添ってくれたので嬉しかった。

庭の様子

雨が続いた事もあり、緑が一層濃くなった。

 

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今日も草引きをした。

外来種の苔が沢山生えて来たので、根気よく引き抜いた。

まだ広範囲で残っているけれど、3分の2は取り払った。

庭から無くすつもりでいる。

都忘れ

昨晩、瑞麗さんと京都へ向かう電車に乗っていた。

私は窓際に瑞麗さんは通路側に座っていた。

淡路駅に着いた時、60代後半の女性が乗って来て、瑞麗さんの横に立った。

瑞麗さんは私と荷物を整理してから席を立ち、その女性へ譲った。

その女性は桂駅で降りる際、お礼を言いながら花を差し出した。

その花の名前を女性は言い掛けた時、電車が停まりドアが開いた。

瑞麗さんは照れながら花を受け取った。

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帰宅してから花を生けている時に、その花の名前を思い出そうとした。

どうしても分からないので、春の日本の草花で調べたら、

ミヤコワスレ」だった。

紫の花は見た事があったけれど、ピンクは初めてだった。

私は菊の葉が好きではないので、キク科の植物は自分から飾る事はない。

この種類の葉はあまり主張していないので好きである。

 

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馬好き

龍玖は庚馬年生まれだから、と言う事もあり馬が好きである。

何かアクセサリーが欲しい、と街へ買いに行ったら、選択肢が馬と十字架の2択だったらしく、迷わず馬を選んだ、と言ってFaceTimeで見せてくれた。

似合っていたので褒めたらとても喜んでいた。

この所、龍玖はエヴァンゲリオンを夢中で観ている。今朝「テレビシリーズを観たけれど、大きな綾波レイが出ていない、と少し怒っていた。「あれは劇場版だから、そちらを観ないと。」と言ったら、早速今観ている様である。

幼少の頃に劇場版だけ見せた事があるので、その印象が強いみたいである。昔はグロテスクなイメージが嫌いだったけれど、今はそこが好き、だと言っていた。

龍玖には、私はあまり好きではない、と言う事を見抜かれていた。

エヴァンゲリオンシリーズを観終わったら、次は攻殻機動隊を観るとの事。こちらは観賞後、感想を聞くのが楽しみである。

ちょっとした改革をする

瑞麗さんに勉強する様に、あれこれ試行錯誤を繰り返し色々な手を試みた。

どれも失敗した。

カナダへ行けば必ず勉強する、と言い切っているので、日本で勉強させようとする

事は諦めた。

中学卒業まで動画を観て、彼女の大好きな英語とフランス語で、友達と彼女のおばあちゃまとFaceTimeでお話しして過ごして、日本語を思い切りつまらない言語だと貶せば良いよ、と決めたら自分の中で諦めがついた。

冷蔵庫に移す事もしないので、彼女の好きなマミーの配達も止した。

お弁当箱を出さないので、おかずは用意して冷蔵庫に入れる事にした。

家庭教師の先生には引き続き来て貰うし、日本舞踊をさせる。

学校の行事があれば参加する。

するべき事はして、彼女の生活に何も不都合な事が起こらない様にする。

 

風鐸の音を聞く

興福寺を訪れた時、新たに建立された中金堂を拝観した。

前に歩く女性二人が、「風鐸が鳴っているね。」と話していた。

ふと見上げると、軒の四方に吊り下げられた風鐸が風に揺られているのが見えた。

風鐸は音が鳴るとは今まで考えもしなかった。

 

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音を鳴らすことによって邪気を払う、という意味があるらしい。